
The Elder Scrolls IV: Oblivion
<<オブリショット!>>
第2話
さて、皇帝からアミュレットを預かったまうまうは、
ウェイノン修道院のジャッフルに会いに行く事になった。
ジャッフルは、下水道で分かれたブレードの一員バウルス達の長であるらしい。
さっそく旅立とうと、インペリアルシティの出口へと向かう。

(このページの全ての画像は、クリックすると別窓で大きい画像が見れます)
するとそこで、1人の女性が声をかけてきた。
「冒険者の方ですよね?実は助けていただきたい事が。」
実はこれ、MODで追加されたNPCです。
Red Head Gangという名前のMODで、日本人の方が作成した物です。
これを導入すると、インペリアルシティを入ってすぐの場所で、このキャラ、セシリアが話し掛けてきます。
話を聞くと、彼女は父親を探していると言い、下水道から遺跡や古城等を冒険して、
父親を探す壮大なクエストが始まります。
全てが終わると、ただのコンパニオン(従者)となって着いて来て、
主人公の冒険を助けてくれるようになります。
とりあえずここでは、彼女の冒険はオミットw
既に彼女絡みの冒険を終わらせ、まうまうに着いて来る冒険者仲間、と考えておいてください。
というかね、仲間が居ないとダンジョン潜るの怖いんだよ!
いや、ダンジョンに居るモンスターに負けるのが怖いんじゃなくって、
純粋に不気味な雰囲気が怖くて、前へ進めないんです・・・。
あまりにも描写がリアル過ぎて、
そこの曲がり角を曲がったら幽霊が居たらどうしよう・・・とか思うともう・・・。
実際あるしね、そう言う事w
なので、すぐそばに生きた人間(仲間)が居る、という実感があると無いとでは段違いなのです。

さて、インペリアルシティを出て、馬を手に入れ、いざウェイノン修道院へ!

この辺で、シロディールの地図を見せておこう。
前回の冒頭のほうでも語ったが、ここはタムリエルという世界の、
インペリアル種族が統治する地域、シロディールだ。
シロディールは、中心にインペリアルシティ、要するに帝都があり、その周囲に8つの街がある。

明るい地域がシロディール、赤い文字が街の名前。
今回は帝都から、青文字のウェイノン修道院を目指す。

すると帝都のほうから、街道警備兵が歩いてきたので、
途中まで、一緒に行く事に。
敵襲があった場合、彼も一緒に戦ってくれるので心強い。
負けちゃう場合もあるけどね、そしたら、それはそれで、彼の装備を剥いで売れば大もうけなのだ。

ウェイノン修道院は、帝都から東北東の方角の山奥にある。
コロールという町のすぐ手前にあるはずだ。
道は徐々に坂になり、山へと入っていく。

途中、旅人にも遭遇する。
(これもMODなんだけどね)

警備兵に別れを告げ、一気に速度を上げて道を進む。
警備兵は馬でカッポカッポのんびり進むので、長距離の旅には時間がかかるのだ。
すると目の前に大きな遺跡が見えてきた。
どうやら街道は遺跡の中を通るようだ。
昔の関所か砦だった所だろうか?

遺跡の門を潜った所でLyさんに遭遇。
うちでは飼えないので放置して行くまうまう。

更に馬を駆け続けて行くと、ついにウェイノン修道院へと到着!
画面左上の時計を見ると、ここまで10分かかっているのが解る。
オブリビオンの世界の時間の進む速度もプレイヤーが自由に設定でき、
ここではリアル時間と同じに合わせてあるので、実際に現実時間の10分でここへ到着している。
途中、警備兵に分かれを告げ、ここまで猛ダッシュして来ての、この時間なので、
警備兵とともにカッポカッポと歩いてくれば、数十分はかかるだろう。
(カットしてあるが、途中で野党に1度、モンスターに1度襲われている。)
ちなみに、ベッドで寝たり、その場待機したりで、指定時間を瞬時に進ませる事も可能である。

右手のは教会かな、左にあるのが居住区のようだ。
どこか馬を停める場所は無いかな。

裏手へと回ると、厩を発見した。
ここに置かせてもらおう。

厩を世話していたエロノアさんと世間話を始めるセシリアさん。
ここへも皇帝暗殺の話は届いているようだ。

居住区へ入ると、マボーエル神父が歓迎してくれた。
ジャッフルに用があると言うと、彼なら上に居ると思うよ、と親切に教えてくれた。

ついにジャッフルを発見!
さっそく王に、あなたを訪ねろと言われた事を話すまうまう。
すると・・・。
「王が君に?一体君は何を知っているんだ?
王の最後の時、君はそばに居たのか?
私は君を疑い始めているよ。」
と言う。
とりあえず王に言われた事を全て話し、アミュレットを手渡してみる。
「これは王のアミュレット!
そうか、王はこれを君に託したのか・・・。
私は、これを持って来てくれた君を信頼するよ。」
どうやら理解してもらえたようだ。
そして、王が死の間際、意味の解らない事を言っていたのだが、
その事についても、ジャッフルとの会話で色々と明らかになった。
ジャッフルの話によると、Mehrunes Dagonという強大な悪魔が、
オブリビオンから、このシロディールへと攻めるべく、準備を進めているという。
ここで少し解説をしよう。
Mehrunes Dagon、読みはメールネス・ダゴン。
上でダゴンの事を悪魔と書いたが、この世界では正しくはDaedra、ディードラと呼ばれている。
ディードラとはAedra(先祖)の対義語で、「先祖ではない」という意味であり、
ディードラは死とは無縁の者である。
我々の世界では、神、悪魔、天使、そのような存在に近い。
ディードラの中でも特に強大な力を持つ12人のディードラを、
Daedric Princeと呼び、ダゴンはその内の1人である。
この12人のディードリック・プリンスは、それぞれ異なった性格を持っており、
人間に対し友好的な者も居れば、敵意しかない者も居て、
それぞれのプリンス達は人間の信仰の対象にもなっている。
その中のダゴンは、破壊・変化・改革・力・革命・天災を司り、
今まさに皇帝の命を狙ったのも、ダゴンの狂信者であるという。

ジャッフルの話によれば、アミュレットはダゴンの侵攻に対抗するために必要な物であり、
それを”する”には、皇帝の血筋の者の力が必要不可欠であるという。
しかし皇帝を含め、その息子達も帝都で暗殺されてしまったはず・・・。
まうまうがそう言うと、ジャッフルは話を進めた。
ある晩、皇帝陛下は私を呼び、籠の中の赤子を私に託し、こう言った。
「この赤子を安全な場所へ」と。
その赤子について、皇帝陛下はそれ以上何も言わなかったが、
私はあの赤子が、皇帝陛下の息子だという事を悟った。
赤子の名はMartin。(以後マーティン)
彼は今、Kvatchの町(以後クヴァッチ)で牧師をしている。
ジャッフルはまうまうに、マーティンをこのウェイノンへ連れてきてくれるように頼んできた。

ダゴンがシロディールへ攻めてくるとなれば、もはや他人事ではない。
まうまうに、ジャッフルからの依頼を断る理由は無かった。
今や誰もが、皇帝の血筋の者は全員殺され、皇帝の血筋は絶えてしまったと思っているのだ。
もし、マーティンの事が明るみに出れば、彼にも暗殺の魔の手が伸びるだろう。
彼の事を知るのは、ジャッフルとまうまう(とセシリアさんw)だけなのだ。
まうまうは再び馬上の人となり、クヴァッチへと向かった。

今回の旅はこうだ。
街道に沿って、いったん帝都へと戻り、今度は東南東へと進む。
途中、スキングラッドという街を経て、クヴァッチへ向かうのだ。

途中、「命が惜しくば金を置いていけ!」と夜盗に襲われるまうまう。
皇帝の死の影響か、街道の治安が悪い気もする。

ようやく丘の上に、クヴァッチの城壁が見えてきた・・・ん?
クヴァッチの回りの木々が枯れ・・・焦げている!?
なにやらクヴァッチの様子がおかしい!

クヴァッチのある丘のふもとに到着したまうまう。
そこにはキャンプが張られ、クヴァッチの住民が避難していた。
一体クヴァッチに何があったのか!
さっそく情報収集を始めるセシリアさん。
(コンパニオン・セシリアはNPCが近くに居ると、勝手に井戸端会議を開くw)
ちなみに上の写真でクヴァッチの民が言っているNine、ナインとは、
Nine Divinesの事であり、タムリエルで広く崇拝されている神々の事。
元々はEight Divinesだったのが、
先代の皇帝(今となっては先々代だが)Tiber Septimが死後に神格化し、
Talos(タロス)という神となりEight Divinesに加わり、Nine Divinesとなった。

まうまうも情報収集を始める。
どうやらクヴァッチは何者かの攻撃を受けているようだ!
丘の上の道を衛兵が確保しているとの事。

クヴァッチが滅びてしまった・・・?
マーティンは、マーティンはどうなったんだ!?
まうまうがマーティンの事を聞くと、
「牧師様?牧師様なら逃げ惑う人を誘導しておられるのを見かけたけど、
そこから先は・・・まだ街の中に取り残されているのでは・・・。」
という情報が・・・!
なんと言うことだ、マーティンは無事なのか!?
丘の上へと行こう!

丘を駆け上がると、道を守る衛兵長のマティウスが微妙な笑顔で怒鳴り散らした。
ここで何があったか尋ねるまうまう。



話をまとめると、昨夜突然、街中にオブリビオン・ゲートが開き、
そこからあふれ出た魔物達に街は侵略されたとの事。
一部の者は礼拝堂に逃げ込み、街の伯爵は城に篭城している。
助けに行きたいが、街の門の前にゲートが開き、街に入れないという。

街の方を見やると、そこには不気味な赤いゲートが開いていた。
あれの事か!
と、突然、衛兵とセシリアさんが戦いの声を上げ、
ゲートの方へと駆け出した。
敵襲だ!!

ゲートから出てくる魔物達!
なんという異形の生物たちだろうか。
マティウスの号令と共に、衛兵達は剣と弓で応戦する!
まうまうとセシリアも遊撃に向かう。

なんとか魔物達を撃退したまうまう。
ふー、やれやれ・・・って、お腹に何か生えてるんですが!
どこのちるちる衛兵の誤射だ!

魔物達がふもとのキャンプを襲うといけないので、
マティウス達は持ち場を離れる事が出来ないと言う。
そこで、まうまう達がゲートへと入り、ゲートを閉じる方法を探してくる事になった。
マティウスが言うには、何名かの衛兵がゲートを閉じるために内部へと赴いたのだが、
誰1人として戻ってきてないと言う。
彼等がもし無事なら助けてやって欲しいというマティウスの頼みを胸に、
まうまう達はゲートへと飛び込んだ。

ゲートの中には、恐ろしい世界が広がっていた。
ここがオブリビオン・・・。
直訳すれば忘却界。
解りやすく言えば、地獄、あの世、と言うべき場所。
ディードラ・プリンス達はそれぞれのオブリビオンの領域をもっており、
この赤い世界こそがダゴンの領域なのだ。

空は赤く、下にはマグマの海。
遠くには塔のような物がいくつか見える。
すると近くで戦いの音が聞こえてきた!

音のほうへ駆けつけて見ると、1人の衛兵が異形の者を相手に戦っていた。
異形の者の一撃で吹き飛ぶ衛兵。
そこへまうまう達が割り込んだ。

なんとか異形の者を倒し、衛兵を助ける事に成功したまうまう。

どうやら助かったのは、この人1人だけのようだ。
他の者は殺され、連れ去られた者も居るようだ。
まうまうは彼に、マティウスの元へと戻るように言い、先へ進む事にした。

マグマの海で炭化してしまった死体が・・・。
あれが彼の仲間の死体でなければ良いのだが・・・。

オブリビオンの中を、塔目指して進むまうまう。
柱から吊るされた、焼け焦げた死体が・・・。
あれも衛兵のなれの果てだろうか・・・。

そして塔へと到着。
不気味な建物だが、ゲートを閉じる手がかりがありそうなのはここしかない。
慎重にドアを開けて進む事にする・・・。

暗い塔の中を進むまうまう。
不気味で怖いよー・・・。
セシリアさんが後ろから付いて来てくれてるので、まだなんとかなるが、
1人だと本当に心細い場所である。

ドアのような物を開けたとたん、敵襲が!

塔の中では頻繁に敵襲に会う事となった。
特にこのDremora、ドレモラという人間型の相手が強敵だ。
上で倒していた異形の者や、このドレモラは、
ディードリック・プリンスのダゴンに使えるディードラ達である。

そうだ、明かりのペンダントを作って持っていたんだった。
と、ペンダントを装備して振り向くと、
もう1体のドレモラを相手にしていたセシリアさんが気絶してしまっていた!
この記事では紹介していないけれど、
今回はメインクエストを進める前(ジャッフルに会う前)に、キャラを育てたり、
別なクエストをしまくっているので、まうまうは結構強く、色々なアイテムを持っているのだ。
このゲームでは、敵は、主人公のレベルに合わせて強くなるので、
レベル1のままこの場所へ来る事もできるし、難易度も高レベル時とさして差がない。
むしろ低レベルのほうが簡単かも・・・?

意識を取り戻したセシリアさんと一緒に戦うまうまう。
(セシリアは、セシリアのMODを造った作者さんの意向により、
HPがゼロになっても死なず、一定時間の気絶後に復活する設定になっている。)

塔を登っていくたびに増える敵襲!
もう気づいてると思うけど、敵やセシリアの上に浮かんでいる横長のバーは、そのキャラのHPである。
デフォルトだと背景に溶け込むような淡い色の円形のゲージなのだが、
ここでは設定をイジって見やすいバーにしている。
その分、雰囲気は薄れるけどね。

しかし、塔を登っていくと、どうしても開かないドアに行き着いてしまった。
仕方が無いので、塔の外部へと出るドアから出たまうまう。
そこには、別の塔へと伸びる連絡通路が伸びていた。

通路から見下ろすまうまう。
落ちたらひとたまりも無さそうだ。

そして、隣の塔へと入ると、そこではシギル・キーパーという名のドレモラが待っていた!

何やら恐ろしいセリフを吐いていたが、あっさり瞬殺。
死体からシギルキープキーを手に入れる。
これでさっきの開かなかった扉が開くのかもしれない。

そして、その場で、さきほどのドレモラは見張り番だったのか、
檻に囚われている男を発見。

囚われの男は、マティウスの部下の1人だった。
おそらくさっき助けた衛兵が言っていた、連れ去られた仲間だろう。
彼の話によると、シギルストーンを見つけて取り除けば、ゲートは閉じるという。

何とか彼も助けてあげたかったのだが、檻を開く手段がどこにもない。
彼は「私に構わず早く行け!」と叫ぶ。
男の覚悟を無駄にしてはならない!
まうまうは歯を食いしばり、元来た道を戻る。

やはり、先ほど開かなかった扉は、シギルキープキーで開いた。
先へ進むと、エレベーターのような物を発見した。

エレベータで上に上がると、先ほどとは少し違った、豪華な内装の場所に出る。
シギルストーンはこの奥か!?

らせん状の道を上がっていくと、どうやら最上階に出たようだ。
塔の中心を貫く炎は、この部屋から下まで落ちているように見える。

そして、部屋の最上段へ上がると、ついに見つけた!
これがシギルストーンに違い無い!
塔を貫く炎はシギルストーンから発せられているようだ。
シギルストーンを祭る台座を支える鎖が、
シギルストーンの放つエネルギーにより、ジャランジャランと揺れている。

まうまうは、恐る恐る手を伸ばし、シギルストーンを掴んだ!
その瞬間!
シギルストーンを失ったエネルギーが暴走を始めた!!

台座は炎で埋まり、鎖がブツブツと音を立てて切れ、下に垂れ下がる。

その次の瞬間、あたり一面は光で真っ白に染まった・・・。

ドーーーン!
・・・という天をもつんざくような音とともにゲートが消失する。
気づけばまうまうはゲートがあった場所に立っていた。

そして更新されるクエストとジャーナル(日記)。
マティウスにこの事を報告しなくては!
次回へ続く。
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