第3話
<<ミーくんの命の館>>

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主要登場人物
名前:ウォルテット
UO暦:3年
職業:オノ戦士

UO暦3年のベテランプレイヤー、愛称はウォルト。
レーテムとは3年前からの遊び仲間。
昔から自分の乗る馬に「Don」(ドン)という名前を付けている。
名前:レーテム
UO暦:3年
職業:バードメイジ

昔、「Mel」(メル)という名のネコをUO内で飼っていた。
ちょっとした不注意で死なせてしまったメルの事を今でも想っている。






唐突だが、俺達はブリテンにある、ペット慰霊碑を訪れていた。
レーテムの希望でね、昔飼っていたネコのお参りをしたいそうだ。




昔は親愛化システムなんてなかった。
ペットは死んだらそれっきり、戻っては来なかったんだ。
俺の愛馬のDon(ドン)も・・・。




お参りも済んだし、帰ろう。
ん?犬と猫をつれた女性が歩いてきた。




ふむ、さっきの女性もお参りかもな。
ちょっと話を聞いてみようか。




あれ?
ついさっきすれ違ったばかりだったのに、もう居ない・・・。
って、あのゲートは何だ??




見た事の無い色をしたゲートだ・・・
いったいどこへ通じているんだろう?
ここはひとつ、入ってみるか!






























こ、ここは??
いったいどこに出たんだ???
UOを3年もやってきているが、こんな場所は見た事が無い!




なんという幻想的な風景なんだ・・・
沢山の動物達に、辺り一面の花畑・・・




おや?この建物は?




まるで積み木を重ねて作ったような家だな。




中に入ってみると子供の部屋と言うか・・・
子供の家みたいだ。
壁には絵が沢山描かれており、床には沢山の物が散らばっている。
しかし誰も居ないな、また表へ出るか。




























しかしどこへいっても動物だらけ。
ここはいったいなんなんだ?
ん!?




ドラゴンだ!
なんでこんなのまで!




ん?
この人は、さっきの女性・・・
ここの動物達をいじめるな?




ふむ、ここの動物達に害意は無いようだ。
しかし、ここはいったい?




!?
主人と死に別れたペット達の魂の住む所???
ここは・・・やはり天国なのか?
ん?背後に馬が・・・




ドン!?
まさか、本当に、あの時の俺の愛馬のドンなのか!?
レーテムのそばに居るのは、昔飼っていたというネコのメルか!?







私が死んだ!?
何を言ってるんだ???




この人は!?




!?
生前はネコ??




え?
どういう事だ?




ま、待ってくれ!
もっと話を!











































・・・・・不思議な体験をした。

でも、家族同然の大切なペットと死に別れても、ああいった場所が存在する。
そう思うと、心がいくらか休まる感じがした。


↓反転
うちの愛犬のサンが最近亡くなったから、
というワケじゃないんだけどね。
(それも少しはあるけどさ)

この話、もしかしたら「ムムッ!?このストーリーは!?」
って思った人が居るかもしれません。

実は、松本零士さんの、銀河鉄道999の単行本の、第45話ぐらいかな?そこらに、
「ミーくんの命の館」という、まんまな題名のお話があります。

内容もほぼ一緒。

銀河鉄道999では、惑星(駅)の名前が「ミーくんの命の館」で、
その惑星のミーくんという美しい女性が、
あちこちの惑星の、主人と死に別れたペットの魂を、
銀河鉄道に乗って連れてきているという話でした。

あのお話では、ミーくんはきっと、どの惑星からも、ペットの魂を連れてきてるんだと思います。
なので、きっとブリタニアからも・・・というわけで、UOに絡めてみました。

この世のどこかに、ああいった場所がある。
そう思うと、ペットと死に別れても、いくらか心が休まる。
そう思いませんか?

機会があったら、999のお話も読んでみてください。

あ、名前も、
鉄郎→Teturou→逆にしてUorutet→ウオルテット→Woltet
メーテル→Meatel→逆にしてLetaem→aの位置を変えて、eを消して→Latem(レーテム)
だったり・・・


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